こばと学園では小規模グループケアや、専門職員の配置等を積極的に行い、より高度な処遇を目指しています。

小規模グループケア棟

 定員8名。出来る限り家庭的な環境の中で、職員との個別的な関係を重視したきめ細やかなケアが提供できます。日常生活を通し、子どもたちに家事や身の回りの暮らし方を伝えています。


小規模グループケア棟「あすなろの家」

 『あすなろの家』は男子児童対象の小規模グループケア棟です。花言葉の「望郷・友情」という意味から名付けられました。ここでは、8人の子ども達が一緒に生活をしています。
 家庭菜園では季節野菜を栽培し、食卓に彩りを加えています。


小規模グループケア棟「クローバーの家」

 『クローバーの家』は女子児童対象の小規模グループケア棟です。花言葉は「幸福・根強く」という意味から名付けられました。ここでは、7人の子どもたちが一緒に生活をしています。

自活訓練の取り組み


自活訓練棟「ひまわりの家」

 学園を退所すると、子どもたちは一人で生活をしていく事になります。20歳未満で退所し、一人で暮らすことは「大変」「困難」の一言に尽きると思います。そんな子ども達に、学園に在園している間に一つでも伝えられることはないか、身につけておけるスキルはないか、と考え取り組み始めたのが「自活訓練」です。
 内容は、①一定期間一戸建てのひまわりの家を活用。②決められた予算内でやりくりし③自身で食事を準備するなど、自立を学ぶ場としています。

心理療法担当職員

 子どもたちはさまざまな課題を抱え、児童養護施設へ入所してきます。心理職員は子どもたちとの個別の時間をもち、その中で言葉や遊びを通じて表現される気持ちを理解し、心の安定に繋がるよう一人一人に応じた関わりをしています。また、日々の営みが治療的となるよう生活場面での支援も行っています。

主な業務は…
・カウンセリング、プレイセラピー
・他職種との連携
・保護者面談
・家族再統合の支援


箱庭療法の様子

看護師

 こばと学園では、日常の投薬管理や健康管理、感染症の予防等医療的ケアが必要な児童に適切に対応するため、看護師を配置しています。

主な業務は…
・施設に入所している子ども達の急病やケガに対する応急処置
・施設内での感染症の予防及び保健知識の普及
・日々の健康管理や疾病の予防、保健相談など

 看護師の仕事は入所している子どもたちへの対応だけではなく、施設で働いている職員・スタッフの健康管理や相談、応急処置も行っています。
 また、基本的に看護師を含めた施設職員は入所している児童の生活をサポートする役割を担っているため、保育士や栄養士・家庭支援専門相談員などの他職種と連携しながら子どものケアを行なう仕事が中心になります。


熱中症予防講座の様子

栄養士

 児童養護施設おいては、子どもたちの健やかな発育・発達を促す食事の提供、社会的自立に向けた栄養・食生活支援につながる食育を推進することが必要です。食育の推進においては栄養士が中心となり、他職種で連携を図りながら、食育計画、食事提供に関する計画を立て、実践することが大切であり、その際には、個別の自立支援計画における食に関する内容を考慮し、一体的かつ継続的な支援が求められます。
【管理栄養士:児童養護施設における具体的な食生活支援

 こばと学園では、将来子どもたちが家庭を築いた時のモデルとなるように、季節の行事食、自活訓練での献立計画など自立支援の一環として栄養士が関わっています。

学習支援

 児童養護施設にはさまざまな事情により子どもたちが入所しています。施設に入所した時は本人の能力・意思とは関係なく学習に遅れが生じている場合があり、退所後の経済的・精神的な自立を阻んでいるケースが少なくありません。

 こばと学園では学習支援員を配置し、小学生は学校から帰園後、復習や宿題に取り組んでいます。また中学生は希望高校への進学を目指し、個々に応じた教材を用意し個別に学習を行っています。

 平成28年度からは年長から小学3年生までを対象とし、年長児は就学前から学習の習慣付け、低学年児は学習の基礎固めに取り組んでいます。

里親支援

 里親とは、さまざまな事情によって家庭で暮らせなくなった子どもたちを、自分の家庭に迎え入れて温かい愛情と理解を持って養育してくださる方の事です。こばと学園では里親支援専門相談員を配置し、児童相談所の里親担当職員、里親委託等推進員、里親会等と連携して、所属施設の入所児童の里親委託の推進ならびに、里親委託により退所した児童の相談支援、地域の里親家庭へ定期的な訪問と相談、里親委託の推進及び里親支援の充実を図っています【厚生労働省:里親制度等について

養育里親
様々な事情により家族と暮らせない子どもを一定期間、自分の家庭で養育する里親です。

専門里親
養育里親のうち、虐待、非行、障害などの理由により専門的な援助を必要とする子どもを養育する里親です。

養子縁組を希望する里親
養育里親によって、子どもの養親となることを希望する里親です。

親族里親
実親が死亡、行方不明等により養育できない場合に、祖父母などの親族が子どもを養育する里親です。


里親サロンの様子

夜間養護事業(トワイライトステイ)

 保護者が仕事等により、夜間や休日に家庭で子どもを養育できない時、子どもを児童養護施設等でお預かりし、食事等の提供を行うものです。申し込みは各市町村となります。

ショートステイ

 保護者が病気などで一時的に子どもの養育が困難になった時、子どもを児童養護施設等でお預かりするものです。申し込みは各市町村となります。

苦情解決制度

こばと学園では苦情解決に取り組んでいます。
目的
・福祉サービスに関する利用者等からの苦情相談を受け付け、適切な解決を図り、福祉サービスの向上を図る。
・苦情を密室化せず、社会性や客観性を確保し、一定のルールに沿った方法で解決を進める事により、円滑・円満な解決の推進や事業者の信頼や適正性の確保を図る。

苦情解決体制
苦情解決責任者:森本祐司
苦情受付担当者:山本真紀
第三者委員:村澤博美
     :玉井良弘